HOME > 製品紹介 > 原理

原理

製品トップへ

気密測定の基本技術と原理

  • 気密測定(ドアファンテスト)に出来ること
    外皮(内外の境界面)にある多種多様な隙間の合計を、平板な穴の面積(㎝2)として表現します
    所在、或いは有無が判らない隙間も、もれなく測定します。
    位置を特定することも可能です。
  • 原理
    アルキメデスの原理との相似性

    • お風呂から溢れた水が「アルキメデスの原理」発見のきっかけでした
    • 王冠の体積(測定困難)=溢れた水の量(測定可能)
    • 気密測定もそれに少し似ています

    牛乳瓶

    • 図のように牛乳瓶に口を付けて息を吹き込みます
    • 瓶には穴はありませんから、どんなに頑張っても空気は中に入らず、隙間はゼロです
    • 穴をあけると、空気は簡単に中に入ります
    • 口から出てゆく息の量(A)=穴から出てゆく空気量(B)

ドアファンは何をするか

口の代わりにドアファンを使うと(A)の量が測定できます
内外差圧が一定であれば、出入りする空気量は隙間面積に比例します
複数の差圧で(A)を測ると、隙間面積が求められます

静的(溢れた水)、動的(漏れる空気量)の違いはありますが、両方ともに実証的で誰にでも体感できます
ドアファンは、ファンを通過する空気量を正確に測る道具です。
ファンを通過する空気=すべての真の隙間を出入りする空気です。
精確な測定と計算とを組み合わせると、正確な隙間面積の測定が可能になります。

目視で気密性が分かるか?
隙間は目では探すことが出来ません。理由は下記の2つです。

◎ 隙間は人目につかないところに隠れている ⇒  これが隙間だと判れば、塞ぐことは容易です
◎ 隙間なのか、傷なのかの区別が困難 ⇒  穴が真の隙間かどうかの判断が出来ないだけでなく、サイズの数値化は不可能です

ドアファンテストを行うと、空間外皮に存在する全ての隙間が数値化できます

製品トップへ