気密測定の基本技術と原理
牛乳瓶
ドアファンは何をするか
口の代わりにドアファンを使うと(A)の量が測定できます
内外差圧が一定であれば、出入りする空気量は隙間面積に比例します
複数の差圧で(A)を測ると、隙間面積が求められます
静的(溢れた水)、動的(漏れる空気量)の違いはありますが、両方ともに実証的で誰にでも体感できます
ドアファンは、ファンを通過する空気量を正確に測る道具です。
ファンを通過する空気=すべての真の隙間を出入りする空気です。
精確な測定と計算とを組み合わせると、正確な隙間面積の測定が可能になります。
目視で気密性が分かるか?
隙間は目では探すことが出来ません。理由は下記の2つです。
◎ 隙間は人目につかないところに隠れている ⇒ これが隙間だと判れば、塞ぐことは容易です
◎ 隙間なのか、傷なのかの区別が困難 ⇒ 穴が真の隙間かどうかの判断が出来ないだけでなく、サイズの数値化は不可能です
ドアファンテストを行うと、空間外皮に存在する全ての隙間が数値化できます