ガス消火設備 ピーク圧の問題
海外の損保会社がドアファンテスト を要求する理由
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ピーク圧チェックとドアファンテスト
不活性ガス消火設備の場合、大量のガスが放出されるため圧力が急上昇します。それを防止するため計算が施され、避圧口(圧抜き口)が設置されています。
十分な避圧面積が確保されていることを実証するのがドアファンテストのピーク圧チェックです。
有効避圧面積が不足すると、壁・天井が損壊するという事故が発生します。
消火ガス放出によって壊れた室内の様子↓
実証テスト
ドアファンテストは、有効避圧面積を実測します。
避圧口は、避圧ダンパー・ダクト・フード・グリルで構成されます。 避圧口の有効面積はそれらの最も小さな部分の断面積です。
避圧面積は隙間面積と避圧口面積の合計です。 隙間面積が大きければ、避圧口面積は小さくて済みます。 従って、防護空間にある隙間面積と避圧口面積の双方を測定する必要があります。
避圧ダンパー(左)とルーバー(右)
外壁に取り付けられるダンパー・ルーバーの開口率の確認が必要です。
消火ガス放出のピーク圧グラフ↓
不活性ガスの場合 ハロン系ガスの場合