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車両用フィルトリングシステム

汚染外気を浄化し、車両内を安全空間に保ちます!

CBRNe(NBC)事案が発生した場合、最初に現場確認に出動する車両が特殊災害対応車両です。
特災車に設置されるシステムに求められる機能は以下になります。

  • 汚染された外気を浄化して、乗員に安全空気を供給する
  • 車内を700Pa程度まで高く陽圧化して、隙間から危険外気が侵入するのを防ぐ(自走する車両には、建物より高い陽圧性能が求められます)

世界的に信頼のあるベゼル社製なので、日本の特殊災害対応車両の多くで採用!

弊社が扱っているシステムは、世界で最も信頼されているベゼル社製品です。世界のあらゆるスタンダードに適合させることが出来ます。

日本では、消防機関などのNBC車両に搭載され、原子力事故に備える施設に設置されています。

設置が必要な車両

特災車や原子力事故発生時の緊急人員搬送車両にはフィルトリングシステムが必要になります。

設置事例

特殊災害対策車(総務省消防庁無償貸与車両)
横浜市消防局 機動特殊災害対応隊

総務省消防庁では平成21年度より特殊災害対応自動車を製作し、全国の消防本部に無償貸与を行っています。同車も無償貸与車両のうちの1車種で、広い積載庫を備え、NBC災害対応に必要なあらゆる装備を積載しているのが最大の特徴。また車内には中央通路を設けており、車内で検知器の事前起動や資機材の持出し準備を容易に行うことができます。

車内は運転室・分析室・積載車の3室で、ドアを開放すれば運転席から後部までウォークスルーできる構造。陽圧構造を持つのは分析室のみなので、運転室にいる機関員らの呼吸保護のため、分析室のフレッシュエアーを面体に直接供給するエアラインシステムを備えています。

  • 1左右のシャッター部分やスカートボックス部分が積載スペース。
  • 2運転室には機関員と隊長を守るエアラインマスクを装備しています。
  • 3空気浄化装置には定番のイスラエル製の軍事・消防車用装置を採用。分析室内部の気圧を高めることで毒劇物の侵入を防ぎます。
  • 4乗降用ドア付近に天井から吊るすタイプの防護服収納スペースを用意しています。運用隊の工夫として、ロープを活用して引き摺り防止を図っています。
  • 5分析室の状況。隊長席後方がオペレータ席。風向風速計や温湿度計の計測データが表示されるデスクトップパソコンがセットされ、他にも浄化・陽圧装置の制御盤などが並んでいます。
  • 6積載庫中央には通路を設け、左右に積載しているNBC災害対応資機材を取りやすくしています。

※巨大なボディサイズが同車の特徴。横浜市消防局では本部直轄の機動特殊災害対応隊が運用しています。

※出典:イカロス出版「Jレスキュー特別編集 NBC災害活動マニュアル」2014年

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