CBRNe(NBC)事案が発生した場合、最初に現場確認に出動する車両が特殊災害対応車両です。
特災車に設置されるシステムに求められる機能は以下になります。
弊社が扱っているシステムは、世界で最も信頼されているベゼル社製品です。世界のあらゆるスタンダードに適合させることが出来ます。
日本では、消防機関などのNBC車両に搭載され、原子力事故に備える施設に設置されています。
特災車や原子力事故発生時の緊急人員搬送車両にはフィルトリングシステムが必要になります。
総務省消防庁では平成21年度より特殊災害対応自動車を製作し、全国の消防本部に無償貸与を行っています。同車も無償貸与車両のうちの1車種で、広い積載庫を備え、NBC災害対応に必要なあらゆる装備を積載しているのが最大の特徴。また車内には中央通路を設けており、車内で検知器の事前起動や資機材の持出し準備を容易に行うことができます。
車内は運転室・分析室・積載車の3室で、ドアを開放すれば運転席から後部までウォークスルーできる構造。陽圧構造を持つのは分析室のみなので、運転室にいる機関員らの呼吸保護のため、分析室のフレッシュエアーを面体に直接供給するエアラインシステムを備えています。
※出典:イカロス出版「Jレスキュー特別編集 NBC災害活動マニュアル」2014年