空間の気密性を高めることによって、建物自体の性能や室内空気環境の向上が期待出来ます。気密性が高い建物とは、隙間が少ない建物のことです。
建物外壁の隙間が少ないと、隙間からの外気侵入が抑えられます。また、外気温の影響が減るため湿度・温度管理がしやすくなります。花粉や排気ガスといった有害な成分の侵入も抑えられるため、室内空気環境が向上します。隙間だらけの空間では、計画換気はうまく機能しません。もっと重要なことがあります。外壁の隙間を減らすことにより、建築物の構造体内部での結露が防止されます。カビの発生が抑えられ、建築物の寿命が延びます。
欧米では一般住宅の気密測定はすでに当たり前に行われるようになっています。今注目されているのは、商業用建物・大規模建築物の気密測定です。
高層建築物の隙間の問題は、外壁と階層間にあると言われています。外壁の隙間は上下に多いこと、それに加えて階層間に隙間が多いと厄介な問題が発生します。寒冷期、上階には温かい空気が上がり窓を開けても温度が下がらない。臭いも上がって来る。その分、下階は外から入って来る寒気と汚染物質でいたたまれないというものです。日本でもそのような建物があるのでしょうか?
日本では現在ZEB(ゼロエネルギービルディング)の実証段階に入っています。ZEBは2020年までに市場性のある建物とし、2030年までの10年間で普及拡大活動をすると計画されています。日本の優れた建築技術であれば達成出来ると考えられますが、あって欲しくないところ、目に見えないところに存するのが隙間です。
ドアファンテストは隙間面積を実証的に数値化する技術です。テストをすると、一目のもとに判ります。高層建築物のテストも可能です。
【クラウン防災株式会社】では、空間の気密性を調べる測定を行っています。気密測定をすることで建物内の隙間の数値化と場所の特定が可能になり、それに応じた対策を取ることが出来ます。
建物の気密測定を検討中の企業様がいらっしゃいましたら、【クラウン防災株式会社】へご依頼下さい。
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