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気密測定

全ての隙間を、数値化します!

気密測定の概要

1.気密測定について:住宅から 高層建築物まで

始まり:住宅の気密測定が始まったのは1970年代のスカンジナビア半島と言われています。厳冬期、 寒い家を何とかしよう。 隙間を探すために、送風量が判るファンを使って住宅を加圧しました。気密測定の始まりです。すぐに北米で研究対象になりました。 隙間個所が判れば塞ぐことは容易で、気密性能が向上した効果はてきめんで暖房効率が急上昇しました。 副次的に、室内空気環境の向上、住宅の長寿命化など想像以上の効果が生まれ、 この40年間弱で世界中に広まりました。北米では既存住宅の気密化のために補助金制度が整備されて、省エネ・住宅長寿命化が奏効しました。
想定外の誤算は、現場の施工技術が向上したことです。 壁内結露・臭いと音の侵入などの原因が現場に理解されると、断熱層・気密層の的確で確実な施工が周知徹底されます。 気密性能が自然に上がり、建築物の性能は向上します。好循環の始まりです。
日本でも住宅の気密測定は着実に定着しつつあり、2×4に比べ難しいと言われた木軸構造の気密施工が確立し始めているようです。

世界における横への展開:住宅市場の大成功を見て、別分野での応用が始まりました。世界の様々なスタンダード・環境評価基準が注目し、ドアファンメーカーと共同研究を始めました。 ハード・ソフトが急速に発達し、ノウハウが確立したのが2000年代でした。

大型建築物・高層建築物・物流センター・データセンター・集合住宅・冷凍倉庫などの建物全体のテストの他、エレベータシャフトなどのテストが行なわれています。 省エネ・室内空気環境の向上・煙突効果の軽減・火災時の本質安全確保・ガス消火設備の性能実証など目的は様々です。
住宅のためのテストと異なるのは、ハード・ソフト・資格です。校正された複数の大容量ファンのコンピュータ制御、デジタル差圧計、各スタンダードに応じたソフトウェア、 そして資格を持ったテスターが必要です。
クラウン防災は必要条件ををそろえ、NFPA・ISO・LEED・WELL・ATTMAなどに対応するテストを開始しております。

大型商業建築物:世界のトレンドは明確です。環境評価システム・省エネプログラムが気密性能を設定し、 建築業界はその目標を達成せざるを得なくなります。 気密測定の隙間が減り、室内環境の質が向上し、テナントの不満が消え、オーナーが満足し、現場の施工技術が向上し、 達成目標が高度化し…欧米の住宅市場と同じ好循環が生まれます。

日本の高層建築物:1980年代、日本の建築業界で高層事務所ビルの煙突効果の研究が始まりました。 カナダでの研究が先行していましたが、日本の建築環境を踏まえた独自の研究は、今も世界中の多くの論文に引用されています。 成果の一つとして、換気回路網計算をベースに高層建物内の空気流動を予測する方法論が確立されました。
煙突効果を利用した、外壁隙間面積の測定方法も開発されました。ファンを必要としない逆転の発想、オリジナルな測定方法です。 そして、30年間が経過しました。
現在、世界の大型建築物では建物全体の気密測定が行われています。住宅と同様、データを採取すると同時に隙間を減らす作業です。 日本でも約30年間のブランクを埋めるときが来ようとしています。
気密測定(ドアファンテスト・ブロアードアテスト)はシンプルな技術ですが、建築の一部を確実に変えようとしています。

多様なテストが可能です。煙突効果・臭いなどで悩まれている現場・研究者の方、是非お問い合わせください。

詳細は下記をご覧ください

a.隙間を数値化し、場所を特定する技術です b.測定原理はシンプルです c.弊社が対応できるスタンダード(規格)
全隙間面積を㎠で表示
原理はシンプル
A:ガス消火設備
NFPA2001、ISO14520
B:大規模建物
USACE、ATTMA
C:シェルター
USACE
減圧状態で
アルキメデスの原理に相似
D:車両
ASTM E779-10
E:LEED
ASTM E779-10
F:商業用ダクト
SMACNA

2.広がるドアファンテストの応用範囲と歴史

ドアファンテストは21世紀に入ってから急速に進歩し、採用するスタンダードが増加しています。

3.高層建築物と自然風の問題

特に高層建築物の場合、強い自然風は正確な気密測定を阻害。
RETROTEC社と米軍工廠(USACE)が作ったノウハウとソフト(2012年)

4.隙間がもたらす諸問題

隙間は不快な隙間風の原因となるだけでなく、カビ腐食の原因になる壁内結露や、臭い・音の伝搬、火災時の危険性増大などの問題を引き起こします。

5.ガス消火設備 ピーク圧という問題

消火ガスが放出されると、サーバールーム内の圧力が変化します。不活性ガスの場合は急激に上昇し、ハロカーボンの場合は降下します
不活性ガスの場合は避圧口が必須ですが、十分な有効面積が確保されていることの確認が必要です。

6.テスト経歴

気密測定は2,000年に開始し、ガス消火設備・原発事故対応一時避難所・LEED/WELL認証のためのテストなどを行なっています。